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クロスフェード [ミックスの技法]

クロスフェードはカットインと同様に昔からある古典的な技法の1つです。カットインは楽曲と楽曲の重なる部分は存在しませんが、クロスフェードは存在します。但し、重なる部分が存在しても常に同じ音量で流れているのでありません。今流れている楽曲の音量が小さくなって行くのと同時(又は別々)に次に流れる楽曲の音量が大きくなって行くのがクロスフェードです。

Mix 03.jpg

クロスフェードは大きく分類すると黒板で示した2種類の方法が有ります。1つ目は Track A と Track B の組み合わせ。そして、もう1つは Track C と Track D の組み合わせです。それぞれの違いは片方ずつボリュームを操作するかそれとも同時にボリュームを操作するかのどちらかです。そして、どちらが良いか悪いかではなく、ケースバイケースで使い分けするのがベストな方法ではないかと考えます。

ところで、クロスフェードの一般的な考え方では今流れている楽曲のブレイク(間奏)若しくはアウトロに次に流す楽曲のイントロを重ねます。この時、両方の楽曲がメロディラインのみで構成されているのであれば特に大きな問題はありません。しかし、どちらか一方若しくは両方にリズムを刻む何かが存在すればそう簡単には綺麗なクロスフェードにはなりません。

では、綺麗なクロスフェードとは一体どうなっているのか? 以下にそのポイントをまとめます。
① 両方の楽曲の BPM をそろえる。
② 両方の楽曲のフェーズをそろえる。
③ 両方の楽曲の展開の変わり目をそろえる。
④ キック(バスドラ)が重なって爆音になる場合、イコライザーやフィルターを使って低音域を調整する。
これらのポイントを踏まえれば綺麗なクロスフェードが出来上がります。
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エフェクト+カットイン [ミックスの技法]

エフェクト+カットインは前回紹介したカットインの進化版ですね。

Mix 02.jpg

今、流れている楽曲のボリュームをカットする直前にリバーブやディレイ等のエフェクトを掛け、そのエフェクトが消え去る前に次の楽曲を入れる技法です。上の黒板でいえば Track A の緑色の部分がエフェクトになります。カットインと比べてちょっとだけ雰囲気が変ります。
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カットイン [ミックスの技法]

ミックスとは楽曲と楽曲をつなぐ事。その結果、途切れなくそして絶え間なく音楽が流れ続けていくのです。ではどうやって楽曲と楽曲をつなぐのか? 私が普段使用している AIMP3 は勿論の事、一般的に使用されている iTunes 等のミュージックプレイヤーでもクロスフェード再生機能を用いれば誰でもミックスが楽しめます。でも、ちょっと待ってください。それはコンピュータが何も考えず、ある一定の法則に従っているだけの事なのです。それでは何の味も無く、何の感動もありません。

では、DJ はどの様にして楽曲と楽曲をつないでいるのか? ミュージックプレイヤー等のクロスフェード再生機能とどう違うのか? 疑問ですよね。そこで新たなカテゴリーを設けここで実際に行っている楽曲と楽曲をつなぐ技法を紹介していきます。第一回目の今日はカットインです。

カットインは昔からある古典的な技法の1つです。一般的に非4つ打ち系の楽曲、ラップ、ヒップホップ、R&B やロック等をつなぐ為の技法です。

Mix 01.jpg

ここで Track A が今流れている楽曲、Track B が次に流す楽曲とします。切の良いタイミング例えば展開の変わり目でボリュームをカットします( Track A )。次に間を入れずに次の楽曲の切りの良い部分、展開の変り目や歌い出しの部分をつなぎます( Track B )。こうする事で間が空かず一瞬にして次の楽曲に移行する事が出来ます。

この技法の特徴は楽曲と楽曲の重なる部分が一切無い事。従ってビートの配列が違う楽曲どうしや曲の速さである BPM が多少違っている楽曲どうしでもつなぐ事が出来る技法です。しかし、だからといって4つ打ちでは使っちゃダメという事ではありません。DJ の考え方次第、あるいは楽曲と楽曲の相性次第では充分4つ打ちでも使える技法です。
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