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Graillon 2 [VSTe・Pitch Shifter]

色々な楽曲を聴いたり、色々な DJ ミックスを聴いているとたまに異様に太くて低いボーカルが聞こえてきますよね。そう、とても人間の声とは思えぬあの声です。あの太くて低いボーカルを私のミックスに加えたくてもそれを可能にしてくれるツールをこれまで見つけ出す事が出来ませんでした。

しかし、今回の Volume 17 の中で1箇所だけですが実現させる事が出来ました。元々のその楽曲にもあの太くて低いボーカルが使われているのですが、その楽曲の終盤のノーマルなボーカルを消し去り、そこへ太くて低いボーカルを挿入しました。なかなかの仕上がりだと思っています。

そして、その思いを実現してくれたプラグインがコレです。

Graillon 2.jpg

元々は有償のプラグインなのですが、機能限定版ではあるもののピッチシフターとしては十分な機能を有しています。何せいとも簡単にあの声を再現出来る訳ですからね。使い方は簡単です。コレをトラックに挿し、左下のノブを左へ回すだけです。高度な事は出来ませんが、それでも声が変わるだけで十分です。


ダウンロード:https://www.auburnsounds.com/products/Graillon.html


尚、次回のブログ更新は11月4日を予定しています。宜しくお願い致します。

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フレーズを消す [ミックスの技法]

前々回及び前回とミックスに使用する楽曲そのものをちょっとだけ加工する方法を紹介しましたが、今回も楽曲そのものを加工した内容です。

現在、Volume 18 を制作中ですが冒頭の1曲目の楽曲そのものをちょっとだけ加工しました。どうあがいても次曲へつなぐポイントが見つからないのです。そこで、歌い出しの部分をコピーしタイミングの良いポイントを見つけ出してそこえペースト。当然ですが元々そこにあった部分はカットしてあります。その様子を表したのが下図です。

2018-10-20.jpg

69 ~ 70 小節目の間に切断面が見えますが、この切断面の右側がこの楽曲の冒頭の歌い出しの部分です。切断する前のこの場所にも同じ歌詞が入っているので流して聴いても違和感が感じません。では、何故この様な加工を施したにか? 答えは簡単です。元々の場所には次の展開へと続くフレーズが入っているのですが、このフレーズが次曲へのつながりを邪魔しているからなのです。そこで、何のフレーズも入っていない冒頭の歌い出し部分をここえ持って来たのです。後は自前で作ったリズムを重ね、タイミングを見計らって次曲を入れました。

こんな感じで楽曲そのものに色々な加工を施してミックスに加えています。小さな事ですが、やるのとやらないのでは結果に大きな違いが生じます。やれる事は何でもやります。後悔はしたくないですからね。


尚、次回のブログ更新は10月27日を予定しています。宜しくお願い致します。

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2分の1拍 [ミックスの技法]

ミックスされる事を前提に制作された楽曲ならこんな事は起きないのかもしれません。しかし、ミックスされる事を前提にされていない楽曲では当たり前なのかもしれません。極稀な例なのかもしれませんけどね。

それでもその楽曲をミックスに加えたい場合、何らかの処置を楽曲に施しミックスに加えれば良いだけの事です。下図はその一例です。

2018-10-12.jpg

上段の楽曲はイントロ部から利用していますが、 147 小節目の始まりが2分の1拍後ろにずれています。画像には表示されていませんが、ミックスの為にリズムを追加しています。この2分の1拍後ろにずれている事によって楽曲と追加したリズムが一致しません。そこで別トラック(画像では中段)にこの楽曲を複製、不必要な前後の部分をカット。そして2分の1拍分だけ前にずらしクロスフェード処理を施した様子です。

今回のクロスフェードも前回の記事と同様に同じ楽曲同士のクロスフェードなので試聴しても何も違和感が有りません。追加したリズムとの相性もバッチリです。因みに下段は前曲です。

人生、何とかなるもんです。そして、ミックスも又、工夫次第で何とかなるもんです。前に進みましょう。


尚、次回のブログ更新は10月20日を予定しています。宜しくお願い致します。

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同じ楽曲のクロスフェード [ミックスの技法]

Volume 17 の完成後ですがここで Volume 16 の話です。

ミックスに使用する楽曲は大抵の場合、その一部をカットして使用しています。フルコーラスだと聴いていて飽きてしまいます。ミックス全体の長さもそうですが、楽曲の長さも程々が丁度良い感じです。

しかし、楽曲によってはカットする部分が見当たらない場合があります。カットした状態でつなげると違和感が生じてしまう楽曲が有ります。当然ですよね。カットを前提に制作されている訳ではありませんからね。

ではその楽曲の使用を諦めてしまうのか? 違う楽曲同士をつなげる事が可能なのであれば同じ楽曲同士をつなげることが出来ない訳はありません。その一例が下図です。

2018-10-05.jpg

上図の上段と下段の楽曲は共に同じ楽曲ですが、表示されている部分は離れている部分です。要らない部分をカットして後半の部分を前に移動させただけです。後はオートメション機能を利用してクロスフェードさせています。同じ楽曲のクロスフェードなので何も追加作業を施さなくても自然につながって聴こえます。めでたしめでたしです。


尚、次回のブログ更新は10月12日を予定しています。宜しくお願い致します。

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