2018版 サブミックス・トラック [ミックスダウン&マスタリング]
最大音量が -6 dB に抑えられた個別トラックはそれぞれが所属するサブミックス・トラックへ送られます。サブミックス・トラックは何時も通りに何種類が用意されていますが、基本は全て同じなのでここでは最も重要な Low Boost Track に関して説明します。他のサブミックス・トラックとの違いはイコライザーで低域をブーストするか否かだけです。
1.個別トラックのボリュームを調整
下図は楽曲が収められた個別トラックである Track A 及び Track B をサブミックス・トラックでミックスダウンした波形です。
楽曲と楽曲が重なる部分は必然的に -6 dB を超えます。完全に 0 dB を超える様な場合や試聴して爆音や耳障りな状態が発生している様であればオートメション機能を利用して各個別トラックのボリュームを調整します。
2.リミッターを用いての圧縮
ミックスダウンが完了したら次は -6 dB を超えた部分の圧縮作業に入ります。これまではコンプレッサーで圧縮していましたが2018版のサブミックス・トラックではコンプレッサーは使わずにリミッターで圧縮する事にしました。
波形を見れば一目瞭然ですが、横一線に -6 dB に抑えられています。普通のサブミックストラックはこのままマスタートラックへ送られますが、Low Boost Track では更にイコライザーで低音をブーストします。
3.低音域のブースト
下図はイコライザーで低音をブーストした波形です。因みにブースト量はたったの 1 dB です。楽曲によって含まれる低音の量が異なる為、同じ量をブーストしても波形として見れば増幅される量の違いが鮮明になっています(今後はこの楽曲の差による低音の補正が課題ですね)。
ここで一番悩んだのがどれくらいの量をブーストするのか? と云う点です。これまでの Volume ではモノによって違いが有りましたが大体 3 dB 程度ブーストしていました。試聴上、大体コレ位がベストだったのですが今回は 1 dB です。限界まで圧縮しているせいか 3 dB ブーストするとどうしても歪みぽっく聴こえてしまうのです。これでは失格です。余裕を見て今回は 1 dB に設定する事にしました。
これでサブミックス・トラックに関する説明は終了です。次回はマスター・トラックです。
尚、次回のブログ更新は5月15日を予定しています。宜しくお願い致します。
1.個別トラックのボリュームを調整
下図は楽曲が収められた個別トラックである Track A 及び Track B をサブミックス・トラックでミックスダウンした波形です。
楽曲と楽曲が重なる部分は必然的に -6 dB を超えます。完全に 0 dB を超える様な場合や試聴して爆音や耳障りな状態が発生している様であればオートメション機能を利用して各個別トラックのボリュームを調整します。
2.リミッターを用いての圧縮
ミックスダウンが完了したら次は -6 dB を超えた部分の圧縮作業に入ります。これまではコンプレッサーで圧縮していましたが2018版のサブミックス・トラックではコンプレッサーは使わずにリミッターで圧縮する事にしました。
波形を見れば一目瞭然ですが、横一線に -6 dB に抑えられています。普通のサブミックストラックはこのままマスタートラックへ送られますが、Low Boost Track では更にイコライザーで低音をブーストします。
3.低音域のブースト
下図はイコライザーで低音をブーストした波形です。因みにブースト量はたったの 1 dB です。楽曲によって含まれる低音の量が異なる為、同じ量をブーストしても波形として見れば増幅される量の違いが鮮明になっています(今後はこの楽曲の差による低音の補正が課題ですね)。
ここで一番悩んだのがどれくらいの量をブーストするのか? と云う点です。これまでの Volume ではモノによって違いが有りましたが大体 3 dB 程度ブーストしていました。試聴上、大体コレ位がベストだったのですが今回は 1 dB です。限界まで圧縮しているせいか 3 dB ブーストするとどうしても歪みぽっく聴こえてしまうのです。これでは失格です。余裕を見て今回は 1 dB に設定する事にしました。
これでサブミックス・トラックに関する説明は終了です。次回はマスター・トラックです。
尚、次回のブログ更新は5月15日を予定しています。宜しくお願い致します。
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