アコースティックを取り入れる 1 [素材制作]
Vitamin X Volume 16 で最も力を注いだのがミックスの中にアコースティック楽器を取り入れる事でした。せっかく Sample Tank 3 を手に入れたのですから使わないのは損と云うものです。でも、実際に使い始めると期待していた程の音質とはいかないようです。とてもソロでは使えない感じです。やはり専用音源には敵わないのでしょうね。それでも色々と調整を繰り返し、そこそこの音に仕上げたつもりです。
そんな訳で先ずは下図からです。この楽曲そのものは Volume 16 では使っていません。冒頭のピアノの音源だけが欲しかったのです。コレをそのまま使っても良かったのですが、どうしても必要の無い音源が含まれています。ピアノの音だけを取り出す事は不可能なので自分で作る事にしました。そこで解析ソフトを利用して解析したのが下図となります。
上図を元に耳と目で繰り返し試行錯誤する事数日。そして、出来上がったMIDI データーが下図です。これはその前半部分となります。
そして、下図が後半部分となります。
これらの MIDI データーを Sample Tank 3 のピアノに割り当てて音を鳴らしミックスに加えてあります。加えた箇所は17曲目と18曲目の間となります。苦労した甲斐あって綺麗にそしてスムーズにつながったと思っています。
まあ、こんな事を繰り返していたので Volume 16 の制作には時間を要した訳です。
尚、次回のブログ更新は9月5日を予定しています。宜しくお願い致します。
そんな訳で先ずは下図からです。この楽曲そのものは Volume 16 では使っていません。冒頭のピアノの音源だけが欲しかったのです。コレをそのまま使っても良かったのですが、どうしても必要の無い音源が含まれています。ピアノの音だけを取り出す事は不可能なので自分で作る事にしました。そこで解析ソフトを利用して解析したのが下図となります。
上図を元に耳と目で繰り返し試行錯誤する事数日。そして、出来上がったMIDI データーが下図です。これはその前半部分となります。
そして、下図が後半部分となります。
これらの MIDI データーを Sample Tank 3 のピアノに割り当てて音を鳴らしミックスに加えてあります。加えた箇所は17曲目と18曲目の間となります。苦労した甲斐あって綺麗にそしてスムーズにつながったと思っています。
まあ、こんな事を繰り返していたので Volume 16 の制作には時間を要した訳です。
尚、次回のブログ更新は9月5日を予定しています。宜しくお願い致します。
カットアップ 3 [素材制作]
暑い日がこれからも続くのかと思った途端、急に秋が来ました。スポーツドリンクの粉末を大量に購入したらこの展開ですからね。困ったもんです。
さて、本題です。
Volume 16 で使用したハイハットですが、悩んだ末に Mixcraft 7 付属のループ音源を使用しました。ただ、そのままでは楽曲に合わないのでカットアップで楽曲に合わせています。
上段はオリジナルのループ音源です。長さは4小節分です。それを8小節分表示しています。
中段はカットアップしたループ音源です。後はこのループを繰り返しています。
下段は中段を更にカットアップを施し、展開が変わる部分で使用しています。
ミックス全体を通して中段及び下段のループを使い分けています。当然ですが楽曲に既に明らかなハイハットが組み込まれている等、これらのループ音源を入れない方が良い部分に関しては入れてません。
当初、これらのハイハットループをパターンだけ真似して別のハイハット音源に差し替えるつもりでしたが、思いのほか調子が良かったのでそのままカットアップして使いました。使えるモノは何でも使いましょう。プロが作った Mixcraft 7 付属のループ音源と云ってもクラシック等、色々なジャンルのループ素材が含まれる為、意外に使えるモノが少ないんですよね。だから使うためには工夫が必要なんです。工夫次第で使えるのであればそれこそ御の字です。
尚、次回のブログ更新は8月28日を予定しています。宜しくお願い致します。
さて、本題です。
Volume 16 で使用したハイハットですが、悩んだ末に Mixcraft 7 付属のループ音源を使用しました。ただ、そのままでは楽曲に合わないのでカットアップで楽曲に合わせています。
上段はオリジナルのループ音源です。長さは4小節分です。それを8小節分表示しています。
中段はカットアップしたループ音源です。後はこのループを繰り返しています。
下段は中段を更にカットアップを施し、展開が変わる部分で使用しています。
ミックス全体を通して中段及び下段のループを使い分けています。当然ですが楽曲に既に明らかなハイハットが組み込まれている等、これらのループ音源を入れない方が良い部分に関しては入れてません。
当初、これらのハイハットループをパターンだけ真似して別のハイハット音源に差し替えるつもりでしたが、思いのほか調子が良かったのでそのままカットアップして使いました。使えるモノは何でも使いましょう。プロが作った Mixcraft 7 付属のループ音源と云ってもクラシック等、色々なジャンルのループ素材が含まれる為、意外に使えるモノが少ないんですよね。だから使うためには工夫が必要なんです。工夫次第で使えるのであればそれこそ御の字です。
尚、次回のブログ更新は8月28日を予定しています。宜しくお願い致します。
Vitamin X Volume 16 [Vitamin X]
少女が傘をさしているので本来の狙いは梅雨時期に完成させるつもりでした。でも、色々と試しながらそして悩みながら制作していたらいつの間にか残暑見舞いの季節になっていました。
悩みの一つに何方を選ぶのか? 楽曲数か? それとも演奏時間か? で、出した結論は演奏時間を優先すると云う事です。長すぎても短すぎてもダメ。個人的にミックスを聴いていて丁度良い長さはやはり1時間。なので今回の Volume 16 の楽曲数は22曲となります。
=== Track List ===
01 Cheap Thrills / Sia
02 Get Lucky / Naughty Boy
03 Cry / Rihanna
04 Dreams Don't Turn to Dust / Owl City
05 Roar / Katy Perry
06 Hercules / Sara Bareilles
07 Feel the Love / Rudimental
08 Freedom / Nicki Minaj
09 No Words / The Script
10 Bloodstream / Rudimental
11 Lose Control/Let Me Down / Keri Hilson
12 Miss Right / Ne-Yo
13 Can't Stop / OneRepublic
14 Clumsy / Fergie
15 When I Needed You / Carly Rae Jepsen
16 Utopia / Sweetbox
17 400 Lux / Lorde
18 Codes / Ellie Goulding
19 Fragile / Hailee Steinfeld
20 I Wish / Cher Lloyd
21 The Lost Get Found (Remix) / Britt Nicole
22 If You Leave Me Now / Foxes
尚、次回のブログ更新は8月21日を予定しています。宜しくお願い致します。
Default Standard ~ Saturator [VSTe・Saturator & Distort]
前々回の記事で紹介した DJMFilter 64 ですが、コレをハイパス・フィルターとして使用する場合、当然ですが現実離れの音がします。その現実離れの音はその音を狙っているものなので特に違和感は感じないと思われます。しかし、更に前の記事で紹介した LSS-DJeq で低音域だけをカットした音の場合には違和感を感じてしまいます。キックの音だけを消したいのですが3バンドのイコライザーでは全ての低音域が消され腰高の線が細い音になってしまいます。この腰高の線が細い音は何とかならないものか? 以前からこの問題に関して手を打ちたいと思っていました。
以前、このブログでキックの音を補正するプラグインとしてサチュレータである Head Crusher Free を紹介しました。現在、Volume 16 を制作中ですが、この Volume 16 でも常用しているくらいこの Head Crusher Free は重宝しています。
ならばこの Head Crusher Free と同じ様なサチュレータ・プラグインは無いものか? 大胆に音を変えるのではなく音にほんのり温かみを加えてくれるサチュレータ・プラグインは無いものか? そう思うのは人情ですよね。そこで探しました。2~3見つけた中からコレはと思う一品を探し出しました。それがコレです。
これは真空管の持つ温かみを音に加えてくれるサチュレータ・プラグインです。その効果はどれ程なのか? ちょっとだけ不安でもありますが、確かにノブを操作すると音が変わります。もしかしたらプラシーボ効果なのかもしれません。でも、何も手を打たないよりも何かしらの工夫を凝らした方が良いに決まっています。何もせず後悔するよりも行動有るのみですね。
ダウンロード:http://wavearts.com/products/plugins/tube-saturator-vintage/
尚、次回のブログ更新は8月13日を予定しています。宜しくお願い致します。
以前、このブログでキックの音を補正するプラグインとしてサチュレータである Head Crusher Free を紹介しました。現在、Volume 16 を制作中ですが、この Volume 16 でも常用しているくらいこの Head Crusher Free は重宝しています。
ならばこの Head Crusher Free と同じ様なサチュレータ・プラグインは無いものか? 大胆に音を変えるのではなく音にほんのり温かみを加えてくれるサチュレータ・プラグインは無いものか? そう思うのは人情ですよね。そこで探しました。2~3見つけた中からコレはと思う一品を探し出しました。それがコレです。
これは真空管の持つ温かみを音に加えてくれるサチュレータ・プラグインです。その効果はどれ程なのか? ちょっとだけ不安でもありますが、確かにノブを操作すると音が変わります。もしかしたらプラシーボ効果なのかもしれません。でも、何も手を打たないよりも何かしらの工夫を凝らした方が良いに決まっています。何もせず後悔するよりも行動有るのみですね。
ダウンロード:http://wavearts.com/products/plugins/tube-saturator-vintage/
尚、次回のブログ更新は8月13日を予定しています。宜しくお願い致します。