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この子は良く出来た子です [使用機器]

まさか CD ファーマットの 44.1KHz,16ビットでこの様な音が出るとは思ってもいませんでした。システム全体が生まれ変わった感じです。メーカーサイトのレビューは伊達ではありませんでした。

何処をどう探しても条件に合致する DAC はコレしかありませんでした。それが FX-AUDIO- の DAC-SQ5J です。¥9,800 でこれだけの音が出せるのであれば本当に御の字です。

何時も思うのですが評論家のレビューよりも一般の方のレビューの方が分かり易く、参考になると云う不可思議な現象は何とかならないものですかね。とにかくもう一度書きますがメーカーサイトのレビューは伊達ではありません。もし、お時間が許せるのであればメーカーサイトのレビューを見て下さい。

リンク:https://shopping.yahoo.co.jp/review/item/list?store_id=nfj&page_key=h125&sc_i=shp_pc_item_review_c

さて、私の DAC のレビューですが、一般的な内容であれば既に多くの方が書かれていますので別目線で書く事にします。過去、あれこれと独学ではありますが DAW をいじり倒した経験で書きます。独断と偏見ですけどね。


1.製作者の意図が少しだけ垣間見える

音を良くしようと思ったらいらない低域側を削り高域側を伸ばせば良いだけの事です。そうすればすっきりした見通しの良い音になります。それがこの DAC で感じ取れます。

一番最初に聴いた楽曲は男性のボーカルものでした。音が流れ出し、ボーカルが聞こえてくると何か変と感じました。腰高の感じがしたのです。低音が入っていない様な感じです。でも、キックはしっかり鳴っています。中低域が鳴っていないのです。他の楽曲ではそう感じませんでした。女性のボーカルものでも普通に聴こえます。で、最初の楽曲の話に戻りますが『これってボーカルの低音域を削ってない?』と頭をよぎったのです。試せば分かりますが、例えば自分の声を録音し、再生する時にちょっとだけイコライザー等で低音を絞ると再生される声の質が変化しますよね。何となく綺麗に聴こえてきます。コレですよ。コレです。どんな音源でもイコライザー等で調整し最適の聴こえ方にする術はどのスタジオでも採られている手法です。この DAC はそれをいとも簡単に気付かせてくれる実力を持っているのではないでしょうか。


2.正確無比な時間軸

楽曲によっては2本のスピーカーの外側に音が広がるものが有りますよね。これって片方のチャンネルのみ位相を反転させる事で可能になるのですが、この DAC で聴くとその広がりかたが半端なく広くなるのです。

又、同一音源だけどそれを左右に振り(2ch分作り、LchとRchを別々にエフェクトを加える)、何方か一方に僅かな時間差を付けると2本のスピーカーの内側に音が広がるのですが、この DAC で聴くとその僅かな時間差を感じる事が出来るのです。

以上の事は時間軸が正確でなければハッキリと聴き分けられないのではないかと思います。CD ファーマットの 44.1KHz,16ビットのデジタル信号は左右交互に記録されており、それを読み込んで左右別々に処理を施し2チャンネルのアナログ信号として同時に出力しているはずです。でなければステレオにはならないですからね。でも、昔の DAC は1つのチップ内で1チャンネル分しか無く、左右交互に処理を施していたモノがありました。現代の標準的な DAC では考えられないですけどね。で、仮に1つのチップ内で2チャンネル分が有ったとしても入ってくるタイミングが異なる2つの信号を出る時には時間軸を揃えて出す訳です。つまり先に入ってきたチャンネルを遅れて入ってきたチャンネルに揃える必要が有ります。もし、僅かにこの処理のタイミングがずれていれば左右の協調性を感じ取る事が出来ないつまらないステレオになるのではないでしょうか。この DAC の音場感は上に書いた通り、大変すばらしいものがあります。時間軸がしっかりしているからこその出来栄えではないかと思います。当然の事ですが、縦軸の正確性も必要ですけどね。


以上、個人的な感想です。オーディオ性をあまり考慮していない低価格なメディアプレイヤーの音と比較しての話です。そして、無い頭で勝手に考察した結果です。でも、単なる思い付きでミックスを CD-R に焼いただけなんですが、まさかここまで来るとは思いませんでした。色々と試すもんですね。


尚、次回のブログ更新は3月11日を予定しています。宜しくお願い致します。
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