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元気復活ミックス [ミックスダウン&マスタリング]

皆さん、ご無沙汰しております。インドの山奥での修行を無事に完遂し戻って来ました。修行と云うだけあって決して楽しい作業ではありません。色々な事を試しては実際に試聴を繰り返す毎日であり、余程新しいミックスを制作していた方がどれだけ気が楽だったか、どれだけ楽しかったか、ふと頭によぎる毎日でした。でも、その甲斐あって納得のいく結果が得られたと考えております。素人レベルでここまで煮詰めれば恐らくは御の字でしょう。

今回の修行の目的の一つに音圧レベルの引き上げが挙げられます。元になった CD の音圧レベルとミックスでの音圧レベルを比較すると音圧レベルに差が有ります。その結果、再生システムでのボリュームの位置に若干の違いが生じています。まあ、これは当然の結果だとしてもそれ以上に気になるのが音質です。どう聴いても元気の無いミックスに聴こえてしまうのです。16 bit 幅の限界まで記録された音楽がそれから -2 ~ -4 dB 程度、幅が小さくなる訳ですからね。下図は Vitamin X Volume 14 の波形ですが、上下に白色の余白が確認出来ます。

Vitamin X Volume 14 OLD.jpg

元々の CD ではこの部分でさえ 16 bit 幅の限界まで記録されているのです。楽曲同士が重なる部分や新たに追加した音源等が音圧レベルを圧迫する為、必然的に楽曲全体のレベルを下げる必要が有ります。この事が元気の無いミックスを生み出す要因ではないかと考えています。

追加音源等が含まれず、楽曲だけが鳴っている部分をどれだけ元に戻す事が出来るのか? そして、楽曲同士が重なる部分や追加音源が鳴っている部分をいかにクリップさせないか? この一見難題に見える課題を克服するのが今回の修行の目玉の一つです。

Vitamin X Volume 14 NEW.jpg

上図は今回の修行の成果です。Vitamin X Volume 14 のミックスダウン及びマスタリングを修行の結果に基づいて再編集したモノです。上下に余白は有りません。食い込んでいる余白の部分は元々音源数が少なかったりブレイクの部分です。それ以外は 16 bit 幅の限界まで記録されています。波形だけ見れば市販品と同等のレベルではないかと考えています。実際に出来上がったミックスを聴いてみると CD と同じ音量である事が確認出来ます。又、敢えて再生システムの音量を小さく絞って聴いてみてもそこそこ聴こえます。

今回の修行の成果は Vitamin X Volume 1 ~ 14 まで全てに反映させており、再編集しています。が、既に Mixcolud にアップしたミックスはそのままにしてあります。今回の成果が反映され Mixcolud にアップされるミックスは次回の Volume 15 となります。


尚、次回のブログ更新は4月23日を予定しています。宜しくお願い致します。

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